1952-01-30 第13回国会 参議院 地方行政委員会 第1号
ただ過去六年間におきます殊にドツジさんがお出になりまして、日本が惡性のインフレーシヨンに突入しやせんかという危險がありましたときに、日本のこの惡性インフレーシヨン化を防ぐ意味において国が全部の資金需要というもの、又資金の供給に対して或る程度の統制をしなければ日本が経済から破滅に障ると、こういうことから資金の供給も限定しなきやならん、又地方の経済界におきましてもどんな公債、又どんな資金にも応じ得るだけの
ただ過去六年間におきます殊にドツジさんがお出になりまして、日本が惡性のインフレーシヨンに突入しやせんかという危險がありましたときに、日本のこの惡性インフレーシヨン化を防ぐ意味において国が全部の資金需要というもの、又資金の供給に対して或る程度の統制をしなければ日本が経済から破滅に障ると、こういうことから資金の供給も限定しなきやならん、又地方の経済界におきましてもどんな公債、又どんな資金にも応じ得るだけの
加うるに戰災私学は全校数の三割にも及び、且つ又戰後の惡性インフレーシヨンの高進に伴いまして、私学の復興或いは又学制改革に則つての教育施設の拡充等は実に至難の状態に置かれたのであります。ここに私立学校法の制定を要望する声が私学関係者の間からも又政府当局者間におきましても起つて参ることは当然と思うのであります。
ただいまここに持ちこんでおりますのは、輸送の関係で全部のものではありませんが、その三分の一の約一千万名程度のものを持ちこんでおるわけでありますが、賢明なる皆さん方がこれをごらんになつてもわかるように、全國民諸君はいかに現在のこの惡性インフレーシヨンを高進するところの物價の改訂なり、あるいは通信鉄道料金の値上げに対して、全面的な反対意見を表面しておるか、賢明なる代議士諸君は十分御賢察願いたいと思うのであります
第二の点に、一昨日全官公廰の諸君から五千二百円水準の要求が出たが、これに対してどうするか、こういう御質問でありましたが、私は、理論生計費を根拠とする二千四百カロリー基準の上に立つ五千二百円要求に対しては、結局は名目賃金を規定するにすぎないものであつて、これこそ最も恐るべき惡性インフレーシヨンに拍車をかける以外の何物でもない。
しかも、惡性インフレーシヨンの止まるところを知らざる高進と、各地にこもごも頻発いたしますところの災害とによりまして、農家経済はまさに窮迫のどん底に追詰められているのであります。特に單作地帶、寒冷地帶の農民は、これがために破滅の一歩手前にあると言つても、あえて過言ではないのであります。
なお具体的にそういう把握をいたした不正乘車のみならず、一体國鉄内の全体において不正乘車はどの程度に行われておるかというような点については、推定でよろしいのでありますが、それを一言お伺いしたいことと、さらにもう一つついでにお伺いいたしますることは、政府は言うまでもなく健全財政を堅持する、いわゆる惡性インフレーシヨンの速度を緩和するために、物價と賃金との均衡を保つて、これらのものの安定を期するのだということになり
敗戰後におけるところの三代にわたる歴代内閣が日本経済再建の原理を発見することができないで、きわめて放漫な、無計画的な経済財政計画を続けてまいりましたがために、日本の経済は破壞混乱の中に陥り、さらに國民大衆の犠牲におけるところの惡性インフレーシヨンが、あらしのごとく國民の前に立ちはだかつたのであります。
惡性インフレーシヨンの根源が財政收支の不均衡に端を発することは周知の通りでありまして、健全財政はインフレーシヨン克服のための第一の要請であります。この意味において、昭和二十二年度予算も収支の均衡を標榜して編成され、昨秋における予算補正に際しても、財政需要の著しい増嵩をすべて租税と專賣益金とを中心とする普通歳入で賄つたのであります。
そこで生産が順調にまいつて、元通りに達してしまえば、結局は日本の惡性インフレーシヨンは消えるのであります。しかしそこまでもつていくことについて、相當困難が伴うであろうと思うのであります。
もし万一かかる納税状況が改善されないならば、赤字財政のやむなきに至り、遂に惡性インフレーシヨンに追いこまれ國家財政も企業も家計も破壊されるような危險な状態になるのであります。しかも本年度は、わずか四箇月間になお千七十億円という租税收入を確保しないならば、好むと好まざるとにかかわらず、赤字財政はとうてい避けがたい運命にあります。 國民租税の現状がかくのごとき状態にあるのは、種々な理由があります。
こういうような對策が必ずなければならないが、これに對して私は本當に御協力してもいいのですが、今日このインフレーシヨンを救う途はこれより外方法はない、構わないで置けば非常に惡性インフレーシヨンが起る。こういうようなピンチに際しておる。私は數字の若干のことは言わない、天氣で雨が降るとか降らないとか問題でない。もう少しく深刻にお考えになつて、御對策をお立てになつて戴きたい。
又このインフレの原因といたしましては、財政の赤字の外に、産業資金の需要、産業方面の赤字というものも金融機関の貸出増加となつたのでありますが、併しこれは産業資金の需要が惡性インフレーシヨンを單独に惹起するということは私の考えでは絶対にないと申しても差支ないのであります。
それから越年資金の問題でありますが、これも先ほど大藏大臣に質問した通り、徴税機構をある程度改正することにより、たとえば全財連の品川君の言つたように、價格差益金というものをむしろ手足のない物價廳に委ねておくよりも、財務局に委ねた方が益金を上げることができるという御意見でしたが、こういうものがもし確固たる財源となるならば、越年資金というものをある程度考慮しても、そんなに惡性インフレーシヨンを高進するというような
元來本議會において、すでに第八號まで豫算が提出されておりますが、殊に第七號において厖大なる追加豫算が提出せられておりまして、この豫算の厖大性が惡性インフレーシヨンとの關連において、われわれの間で深刻な議論を引起しておるのでありまして、さらにこれ以上またあとから追加豫算が提出せられることになりますと、われわれも非常に考えなければならぬのであります。
かくして惡性インフレーシヨンと、巨大な失業と、極度の窮乏を激成いたしまして、深刻な社会不安を起し、日本経済を破壞に導くおそれが十分にあることを、われらはここに銘記しなければならぬと思うのであります。(拍手)かくのごとき事態の発生は、万難を排してこれを未然に防がなくてはなりません。
日本銀行の方では一箇月、二箇月拂わなければ、それだけ惡性インフレーシヨンの防止になると思つてやつておられるのではないかと疑われる節がある。この點については十分監督してくださつて、支拂わなければならぬものは、政府の責任を速やかに果すということでやつてくれなければ、この仕事は決して成果をあげるものではないと思うのであります。この點に對する當局の御所見を伺いたいのであります。
先ず本法案が提出されました理由は、現下の財政経済の情勢におきまして惡性インフレーシヨンの進行を阻止し、通貨の安定を図りまして、経済再建に力をいたすことは、目下の緊要なる事柄であります。
社会党は、組閣当時、この惡性インフレーシヨンを克服することが産業再建の基礎であると主張し、新物價体系をつくり、新賃金体系を発表したのであります。しかるに、すでに現内閣の一部で、將來すべての物價の暴騰することを前提において、われわれに米價を想像しろと言うことは、矛盾ではないでありましようか。 また政府は、從來農家から石五百五十円で買上げておりましたが、最近約千五百円で配給しております。
現下の金融経済情勢の推移に鑑みまして、速かに惡性インフレーシヨンを防止いたしまして、経済秩序を安定し、経済の再建を促進いたしますることは刻下喫緊の要務であるのでありまして、これがためには各般の施策と並行いたしまして、貯蓄の増強を図りますることが、非常に重要な事柄と考えるのであります。
申し上げるまでもなく、われわれといたしましては、不健全なる通過の膨張をもたらすがごとき不健全財政というものが、すなわち、今日の惡性インフレーシヨンの大きな要素をなしたということは、言うまでもないのであります。